2000年代の作品

2024.03.04

令和6年能登半島地震 応援展

令和6年能登半島地震の被災地・能登で制作している作家さんへの支援を目的とした展覧会です。
いつもOギャラリーで発表して頂いている作家の皆様にご協力をお願いしました。
作品の売り上げから40%を”応援”として送金致します。
皆様の是非、出品作品を購入することで応援に加わってください。

2024年2月5日(月)~2月11日(日)
12:00~20:00 日曜日11:00~15:00
Oギャラリー
東京都中央区銀座1-4-9 第一田村ビル3F
03-3567-7772

2024.03.04

2024新春サムホール展

新年恒例の小さな作品展を開催します。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

2024年1月8日(月・祝)~1月13日」(土)
11:00~18:00
スマートシップギャラリー
東京都世田谷区代田6-6-1
TOKYU REIT下北沢スクエア3F

2023.08.28

「山田久美子」展 銀座Oギャラリー

~銀座Oギャラリーの展覧会です。~

◆会 期◆
2023年11月6日(月)~11月12日(日)
12:00~20:00(最終日11:00~16:00まで)
会期中無休

◆会 場◆
銀座Oギャラリー

◆アクセス◆
https://www4.big.or.jp/~ogallery/

2023.08.27

「ART INTERNATIONALZURICH 2023」展

~スイスの有名なアートフェアです~

◆会 期◆
2023年10月 3日間
初日VIPのみ 18:00~22:00
一般公開 10:00~20:00
会期中無休

◆会 場◆
Kongresshaus ZUrich

◆アクセス◆
Kongresshaus Zürich Home | Willkommen – Kongresshaus Zürich

2023.07.28

Oギャラリー個展状況

山田 久美子 さんの作品『うたげ』に心惹かれて足を運びました

東京・銀座のOギャラリーで5月23日まで開催されていた、
山田 久美子 展に足を運びました。

ギャラリーからお送りいただいた案内はがきには、<融合への切望>という副題、
そして『うたげ』という今年制作された作品が掲載されています。
パネルに麻紙、岩絵具、金箔とあるので日本画ということになります。
最初に目がいくのは、画面左上の大輪の赤い花。
そのすぐ下にそれよりやや小ぶりの白い花も描かれています。
赤い花が顔を代替するような格好で、人間の女性と思われる身体が、
横たわるような姿で描かれています。白い花には身体も何も付いていませんが、
そこには男性の顔があってもいいし、ペットがいてもいいし、何かオブジェがあってもいい、そんな感じがしてきます。
あるいは女性の顔に見立てても、それはそれで面白いストーリーが生まれるかもしれません。
背景全体を金箔が覆っているのも印象的です。

作家からはこんなメッセージをいただいています。
「人は一人では生きられない。だが孤独に耐えなければならない」がコンセプトです。
孤独に耐えられない時、人は強烈に何かを求めます。
自分を癒してくれるもの、自分を満足させてくれるもの。
でもそれらは全て自分の中にあるのです。
モチーフは人と華ですが、華も何かを求めるように咲き誇ります。
見る人の心を揺るがすように、精いっぱい咲き誇り、一人散っていきます。
どちらも私にとって大切な表現方法です。
人も華も孤独に耐えながら、何かを求め続けます。

実際にギャラリーでお話を伺ってみました。
「かなり昔のことになりますが、大切な友人が癌で永眠してしまうという出来事がありました。
その時に、バラの成分が癌をはじめとした疾病に対して、
何らかの良い効果をもたらすということを聞き、
それ以来画面に取り入れるようになっています。
花と書くと少し軽い感じになるので、私は華という字を使っています」。
なるほどそんな言葉を裏づけるように、蘭とか百合とかの華を使った絵もありますが、
大半はバラ、それも暖色系の元気がもらえそうな大輪の華が使われています。
一方の「人」の方ですが、身体まで描かれたものはすべて女性のようです。
「意識して自分自身を投影しているつもりはありませんが、
やはりどこかで自分の気持ちが反映されているのかもしれません」。
美術大学や大学院で日本画を専攻した山田さん。
しかしその活躍の場は国内だけでなく、米国(ニューヨーク)やマレーシアなど、
多岐にわたっています。
ブリスベン国際美術展にて、東洋芸術家功労賞を受賞したことも。
新型ウィルスで渡航どころか国内移動もままならない日々ですが、今後も幅広い活躍を楽しみにしたいところです。

~『うたげ』はしばらくの間、以下のサイトで見られると思います
Oギャラリー O gallery TOKYOはInstagramを利用しています:「山田久美子展、会場風景動画です。テーマは「融合への切望」、日本画の作品です。」

文:加藤良平