日本画とは

What's NIHONGA

【あ】
■アートグルー(現代版膠:にかわ)
アートグルーは気温の高低(-5度~80度)強く、画面が完全に乾燥しないため、ひび割れ、剥落を防ぐ。また、洋紙、和紙を問わず、アクリル板まで、自由に使用できる。しかし、現在の研究で、天然岩絵具の群青、緑青など、鉛が入っている絵具とは、化学反応を起こす事が判明。色落ちがあるそうだ。
【か】
■胡粉(ごふん)
起源は奈良時代に中国から輸入された鉛白である。しかし現在、日本で使用されているものは、天然産のいたぼ牡蠣の貝殻より製造(最高級品)。この胡粉がいつごろから使用され始めたかは、不明。江戸時代には使用が盛んになったが、
明治以降は、チタニウムホワイトなどが登場し、生産は減少。
【さ】
■準天然岩絵具(じゅんてんねんいわえのぐ)
準天然岩絵具は、天然鉱物と同じ組成をなし、科学的に風化状態や圧力を加えられて作られた絵の具と、天然の微粒子顔料や、金属化合物などで作られた無を加工した絵具の二種類がある。(「彩」より引用)

■水晶末(すいしょうまつ)
水晶を砕いて作るもので、透明感のある白色系の顔料。光沢があり、方解末より透明度がある。方解末、水晶末は盛り上げとして使ったり、他の顔料と混合して下地作りに使われる。(日本画の表現技法、美術出版社)
【な】
■日本画(にほんが)
日本画は千数百年続いている絵画方式。「日本画」という名称は、明治時代、文明開化によって、入ってきた「洋画」と区別するために、用いられた歴史用語である。