プロフィール

Biography

私は夢を追いかけて生きてきました。夢を持つと自然とやる気が出ます。
夢は見るものではなく、叶えるものです。私のモチヴェーションは夢によって保たれます。
いくつになっても夢を持って制作したいと思います。

私は古来から伝わる日本画の技法を使って絵を描いています。
自然の恵みから作られた岩絵の具や麻紙などや、膠という動物のコラーゲンから採取した糊も使っています。
自然の恵みから採取した絵の具は地球や宇宙につながる感覚を与えてくれます。

 

華と箔にまつわる絵画

親友がいました。彼女はイラストレーターとして活躍していました。
ある時、彼女は乳がんになり闘病の末、亡くなりました。
私はその時、「薔薇」は病に有効な植物という事を知りました。
ワインで有名なフランスでも、ぶどう畑には良いぶどうが育つようにまわりに薔薇を植えるそうです。

このように「薔薇」は人々の心を癒すだけでなく、病を治癒する力もあるようです。
彼女が亡くなってから私は「薔薇」を描き始めました。
「華」は言葉もなく咲き誇り、ひっそりと枯れていきます。
そんな儚い華が全力で咲き誇ったところを見て、見る人が幸せになって頂けると幸いです。

又私は人間の顔を華にした絵画も描きます。
人の顔を描くと好みや表情が出てきます。
それは人間の見かけだけで判断される事となり、芸術の本質とはかけ離れたものになります。なので、私は敢えて顔を描きません。

人々を幸せにする華を人間の顔に描き、あくまで観る人が想像する顔を見ていただければと思います。
華の中には個人個人の想いの顔が見えてくると思います。

また、箔を使う事によって華の華やかさをより強調しています。
箔も最初は銀箔だけでしたが、華に合わせて金箔や虹彩箔、錫箔を使うようになりました。
儚い命の華を限りなく美しく表現したいと思っています。

 

女性から見た女性像~白夜シリーズ~

私の描く女性は私自身であり、また、人間の共通する気持ちでもあります。
そして「人は一人では生きられない」という現実から、他者をイメージする蝶を描いています。

私自身も多くの人達に囲まれ、成り立っているのです。

そして、「白夜」と銘打っている理由は、「白夜」は普段夜暗くて見えない自然形態をあらわにするという特徴があります。
普通では表面に出てこない女性の深層心理をあらわにする意味で命名しました。

女性ヌードを通して、私は自分自身の「女性としての感情」を表現しています。
銀箔を一面に貼っていますが、「銀」とは「女性原理」を示すものです。

その中でうごめく女性の裸体。

そこには言語はなく、ただ擬音語しかないと私は思います。
言葉にすると、「女性の感情」が表現できないのです。
女性の心の奥からの本当の声を、私の絵から感じていただければ、幸いです。

 

融合への切望

好きな相手と同化したいと思ったことはありますか?
相反するものは、激しく惹かれ合います。磁石のS極とN極、男と女など。
私は、「融合への切望」を描くときには、「何か一つ足りない」感を大切にしています。
「何か一つ足りない」と、人は自然に足りないものを求めます。
その飢餓感が切望となって、融合を求めるのです。
それは、激しい恋愛かもしれないし、母親の愛かもしれません。

私は卒業制作の時に、このコンセプトを考えました。
そして、この「何か一つ足りない」飢餓感は、画面を超えて、空間まで広がっていく事が分かりました。

大きな2枚の絵を制作し、相反する色、形などを意識して制作しところ、2つの作品の間にも磁力が生まれ、お互いを必要とする作品が出来ました。
現在では、1枚の絵の中に「租」と「密」を相反するものとして描いています。

素晴らしい芸術は人の心を癒し、豊かにするものです。
そしてその美しい世界は人々を夢の世界、大きくは宇宙にまで導いてくれるものです。
私の絵を観てくださる人を幸せにしたいと思います。